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青棒
【よみがな】
あおぼう(green rouge)
【意味】
酸化クロム(Cr2O3)の微粉にステアリン酸などの媒体を複数種配合した固形(棒状)のバフ研磨材。
酸化クロムによって緑色を呈し、棒状に成形されているため、この通称が広く用いられるようになった。
ステンレス鋼、黄銅、クロムメッキ面などのバフ研磨の仕上げ研磨工程に賞用されている。
粗研削
【よみがな】
あらけんさく(rough grinding)
【意味】
研削による粗仕上げをいい、粗研削(そけんさく)ともいう。
一般に精密研削の前段階として行われ、粗さなど加工面の品位よりも加工能率を優先する加工工程となる場合が多い。
粗仕上げ
【よみがな】
あらしあげ(rough finish)
【意味】
各種の加工法において、その加工法で達成可能な精度のうちで中仕上げに次ぐ低い精度で加工を行うこと、およびその仕上げの程度。
=粗研削
アルミナ質研削剤
【よみがな】
あるみなしつけんさくざい(alumina abrasive)
【意味】
アルミナ(Al2o3)を主成分とする研削・研磨用の高硬度の物質。通常は粒状で使用されるため、砥粒という。
研削砥石、研磨布紙の砥粒の大部分を占め、各種金属の加工に適している。
=A系砥粒
アルミナジルコニア研削剤
【よみがな】
あるみなじるこにあけんさくざい(alumina-zirconia abrasive)
【意味】
アルミナとジルコニア(ZrO2)の溶解混合系の靭性に富む研削用の物質。
ZrO2が40%(Al2O3が60%)の近辺に共晶点があり、微細な結晶構造のため、砥粒の磨耗が少ない。
=AZ砥粒
一般砥粒
【よみがな】
いっぱんとりゅう(conventional [abrasive] grinding)
【意味】
ダイヤモンド、CBNの超砥粒に対して、従来からのAl2O3系(A砥粒、WA砥粒)、SiC系(CC砥粒、GC砥粒)などを用いたもの。
エメリー
【よみがな】
えめりー(emery)
【意味】
天然に産出する鉄分を多量に含むアルミナ質の研削・研磨用の砥粒で、世界各地で比較的多量に算出したため、広く用いられた。
コランダム(Al2O3)と磁鉄鉱(Fe3O4)の混合鉱物で鉄分はFe2O3として25%に達することがあり、そのため硬度は低いが美しい仕上げ面が得られる。
エンドレス研磨ベルト
【よみがな】
えんどれすけんまべると(endless abrasive belt)
【意味】
袋織の布を基材とし、その表面に研磨材を塗布した特殊な研磨布。
この研磨ベルトは基材が袋織なので、継ぎ目がないのを特徴とする。
研削液
【よみがな】
けんさくえき(grinding fluid,coolant)
【意味】
砥石の磨耗を低減し、仕上がり精度を向上するために用いられるが、主として冷却、浸透、潤滑及び洗浄作用のあることが要求される。
=研削油材
研削
【よみがな】
けんさく(grinding)
【意味】
砥石を高速回転させて工作物に切込ませることにより、砥石の表面にある多数の不規則な形状をした砥粒の切れ刃によって、工作物から微小な切りくずを削り取って、工作物を所要の寸法、形状および仕上げ面の品質を持つ部品に仕上げる加工法。
研削仕上げ面粗さ
【よみがな】
けんさくしあげめんあらさ(ground surface roughness)
【意味】
被加工面の幾何学的な性質を表す特徴量の1つで、短い周期での微小な凹凸成分の振幅に関する表示。
各種の表示方法があるが、最大高さ粗さ、十点平均粗さ、中心線平均粗さなどが代表的である。
研削切断
【よみがな】
けんさくせつだん(grinding cut-off,abrasive cut-off)
【意味】
薄い砥石を用いた研削によって工作物を切断する作業。
ノコ、フライスカッタ、メタルソーでは切断できない硬い材料、非鉄金属、そして非金属に対しても能率良く美しい切り口で切断できる。
=切断研削
研削比
【よみがな】
けんさくひ(grinding ratio)
【意味】
ある時間研削して得られた加工物の除去体積を砥石磨耗体積で除した値を研削比という。すなわち、砥石磨耗体積の何倍除去したかを示す数値である。
研削火花
【よみがな】
けんさくひばな(grinding spark)
【意味】
研削時の発生熱によって発生直後の切りくずはかなりの高温になっている。鉄鋼研削の場合、約800℃に加熱された切りくずは赤熱状態となり、1,000℃あたりから黄色味を帯びるに至る。
研磨圧[力]
【よみがな】
けんまあつ[りょく](finishing pressure)
【意味】
研磨加工において工作物を工具に対して垂直に押し付ける圧力。
一般に研磨圧力が高いほど砥粒切込み深さが増加するため、
研磨効率は高くなるが、研磨熱の発生は多くなり、仕上げ面の粗さは劣化する。
研磨工具
【よみがな】
けんまこうぐ(polishing tool,abrasive tool,finishing tool)
【意味】
工作物表面の磨きを目的とした加工工具で、一定の形状寸法をもつように磨き用の微粒砥粒を加工治具に接着固定したもの。
研磨布紙
【よみがな】
けんまふし(coated abrasive)
【意味】
布、紙なの柔軟性に富む材料(基材)の表面に研磨材を接着剤で固定した研磨工具の総称。
基材、接着剤、研磨材から構成される研磨布紙は、能率が良く、柔軟性に富むので、工作物形状に倣った仕上げができるのを特徴とする。
研磨布紙は基材が布の場合を研磨布、紙の場合は研磨紙と区別し、一般に、基材上に接着剤(基礎接着剤)を塗布した後、静電法などにより研磨材(砥粒)を配列し、その上から接着剤(上引き接着剤)で研磨材(砥粒)を固定することにより製造される。
黒色炭化珪素研削材
【よみがな】
こくしょくたんかけいそけんさくざい(black silicon carbide abrasive)
【意味】
炭化珪素(SiC)から成る研削材で黒色のもの。
=CC砥粒
ササイザルバフ
【よみがな】
さいざるばふ(sisal buff)
【意味】
サイザル麻の粗大長繊維による織布または紐を用い、回転体として形作ったバフ。
強い加工能力を有しバフ研磨の粗・中・仕上げの各工程に適している。
油脂研磨材(青棒、白棒、トリポリ)等を塗布し使用する。
サイザルディスク
酸化アルミニウム
【よみがな】
さんかあるみにうむ(aluminum oxide,alumina)
【意味】
代表的な研磨材材料の1つ。
単にアルミナとも呼ばれ、種々の形態のアルミナが研磨材として使用されている。
酸化クロム
【よみがな】
さんかくろむ(chromium oxide)
【意味】
重クロム酸塩を硫黄やでんぷんなどの還元剤と共に500~700℃で焼成するか、クロム酸を1400℃で焼成することにより得られる。
金属材料のポリッシング砥粒として優れた加工能力をもっている。
酸化ジルコニウム
【よみがな】
さんかじるこにうむ(zironium oxide,zirconia)
【意味】
酸塩化ジルコニウム(ZrOCl2・8H2O)の水溶液にアルカリを加えて非昌質の酸化ジルコニウム水和物の沈殿を得、これをばい焼すると250℃付近で水の脱離が完了してZrO2となる。
=ジルコニア
耐水研磨紙
【よみがな】
たいすいけんまし(water-proof abrasive paper)
【意味】
あらかじめ樹脂組成物などによる基材処理剤で耐水処理を施した紙製基材の表面に、不水溶性(耐水性)の接着剤を用いて研磨材を固着した湿式・乾式両用の研磨紙である。
耐水研磨布
【よみがな】
たいすいけんまふ(water-proof abrasive cloth)
【意味】
耐水処理を施した布製基材の表面に耐水性接着剤により研磨材を固着した湿式・乾式両用研磨布である。
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ダイヤモンド研磨布紙
【よみがな】
だいやもんどけんまふし(diamond coated abrasive)
【意味】
ダイヤモンド砥粒を使用した研磨布紙。セラミック、ガラス、石材、難削材の精密仕上げに用いられる。
ダイヤモンド砥粒の基材への固定はレジンなどの合成樹脂接着剤や電着による方法がとられている。
炭化珪素
【よみがな】
たんかけいそ(silicon carbide)
【意味】
シリコンカーバイト。実用的にはダイヤモンド、CBNに次ぐ硬度を有し、非常に優れた研削力を有する。
ガラス、石材用に用いられる。
卓上グラインダー
【よみがな】
たくじょうぐらいんだー (desk top grinder)
【意味】
円形の砥石やバフ、研磨輪等を高速で回転させて,材料や工具を削る(研磨する)工作機械である。部品や工具のバリをとったり,ドリルや旋盤のバイトを研ぐときに使用し,機械加工に欠かせない機械の一つである。
電解研磨
【よみがな】
でんかいけんま(electrolytic polishing)
【意味】
被加工金属を陽極、電極を陰極として対向させ、硫酸銅などの強酸水溶液中に浸漬させて電流を流すと、陽極表面が微かに溶け出す。この時、表面の微小凹凸部の凸部から優先的に溶解するために、加工変質層のない平坦な光沢面が得られる。
バイアスバフ
【よみがな】
ばいあすばふ(bias buff)
【意味】
基材織布を織目に対し斜め(45°)に布取り(バイアスカット)し、基材を積層して経緯糸の方向がバフの外周に対してすべて45°になるように輪形に成形し、中心部を円板なたは円環に固定した構造のバフ。
バレル研磨
【よみがな】
ばれるけんま(barrel finishing)
【意味】
八角柱・円筒柱などのバレルという容器に工作物、メディア、コンパウンドを入れ、バレルを回転することにより工作物を研磨する加工法。バレルに多数の工作物を入れることができるので、極めて量産的・経済的な表面加工法である。
ビード
【よみがな】びーど
【意味】
ビードとは、溶接技術の分野において術語として用いられる溶接用語で、アーク溶接の溶接現象に定義される用語の一つです。
ビードは、1回のパスによって作られた溶接金属(溶接部の一部で、溶接中に溶融凝固した金属)のことです。
なお、パスとは、各種の溶接継手に沿って行う一回の溶接操作のことです。
表面粗さ
【よみがな】
ひょうめんあらさ(surface roughness)
【意味】
測定対象物の断面曲線から所定の波長より長い表面うねり成分を位相補償型高域フィルタで除去した曲線を粗さ曲線といい、その高さ方向および横方向の情報を表面粗さとして表示する。
不織布
【よみがな】
ふしょくふ(non-woven polishing pad)
【意味】
ポリエステルフェルトにポリウレタンを含浸させたもの。
多孔性があり、かつ弾性も低く、高い研磨速度と平坦性に優れ、ダレの少ない加工ができるようになっている。
フェルトバフ
【よみがな】
ふぇるとばふ(felt buff)
【意味】
バフ研磨材(青棒等)を塗布させ仕上げ研磨を行う。
何も塗布させずにふき取り用として使用することもある。
上質の羊毛を使用したものが用いられる。
フレキシブルグラインダー
【よみがな】
ふれきしぶるぐらいんだー (Flexible grinder)
【意味】
モーター動力をフレキシブルシャフトにて伝達します。柔軟性があり、手持ち部は小型で軽く、長時間の研削・研磨作業に最適。ヘアライン加工や鏡面研磨に使います。